狭いですが、椅子がちゃんとしてたのでうれしかったです。
桟敷席の劇場は狭くて好きなんだけど、背もたれないと疲れるんだよね…。
前説にあれだけ小野さんが携帯電話について言ったにも関わらず、途中で私から下手側2人目の人が鳴らしよりました。
最前で鳴らすなよ……。
たかだが2時間程度の舞台で、何故電源切れないの? といつも思わずにいられない。
某演劇集団並に携帯チェックタイム作らなくちゃいけないのかとか思う今日この頃。
でも、鳴るんだよな。これがまた。。。
本だけで考えると去年のBANG×3もだけど、今回のも「本」自体はそれほどでもないんだろうなぁとかちょっと思う。
演出と出演者の爆発的なテンションであれだけの舞台を作ってるのかなーと思います。
日替わりで色々あるから何度観ても楽しいんだろうなと思うのですが、私も同行友人も「たとえ好きな人出てもさ。去年もだったけど、今回も1回で充分だよね。あれを2度3度は観れない。新鮮味が薄れて多分面白味がなくなっちゃう」で意見が合いました。
コメディ好きですよー。
ただ、完全なコメディははっきり言ってほとんど観たりはしてないな、そういえば。
ミステリと同じで、先がわかってるようなもの(コメディだと笑いのポイント)って何度も観れないんだなー。
普通なら途中でやっぱりどこかしんみりしたりとかそういうメリハリは欲しい派なので。
だからこそ、TMPは1回に集中して楽しめるだけ楽しむんだけどね。
だうだ言ってますが、とにかく笑いまくっていたのは事実です。
途中から普段使わない表情筋動かしすぎて、頬骨のあたりが痛かった(-_-;)
ただ、途中で一瞬、観ながら冷めた瞬間が。
それが隊長@伊藤くんです。
……去年も思ったことを、今年も思いました。
去年そう思った時は「稽古不足」かと思ってたけど、そういうわけではなかったのかと気付きました。
一人だけ、どこか浮いた演技をしています。
足並みがそろってないというか、毛色が違うというか、とにかく集団で演技してると一人だけ違和感があるように「浮く」。
いつも私が言うように言うと「なんか観てて気持ち悪い」です。。。
ああいうキャラで今後行くと言うなら別に止めはしませんが(笑) それでもまだ未熟だと思うけどさ…。
それならそれでもう少しメリハリのある演技をしないと…今の状態じゃ、本当に中途半端だよ(-_-;)
多分、去年も思った事なんだけど。
急に普通に戻った時と、へにゃとした部分の落差が(去年だとちょっと変な人)それほど大きくないんだわ…(苦笑)
なんか実際は、目元だけで演技してるんじゃないかと思えてくる。
私はまとう雰囲気とかオーラとか、とりあえずそういうの全部含めて「演技」として捉えてしまうタイプなので、すっごい違和感を感じるのです。
あと、演じてる時に一瞬素に戻るのも別に構わないんだけど、それが演じてる役とほぼ同一な位置にあるもんだから、演技なのか素なのかと一瞬現実に戻されるんだよね。
素に戻るのもコメディや笑いの部分だから許されるけど、それがごく普通の芝居だったりしたらほとんどない事だし、前回も素が出た部分がどうも、出すような場面じゃなかったような気がするんだけど。
でも小劇場系ならありといえばありか…。
私が小難しい芝居好きだから余計気になるのか(苦笑)
まあ、そういう役作りだっていうんなら仕方ないんでしょうけど。
それを好きだと言う人も、多分いらっしゃるんでしょうけど。
ごめん。私はやっぱりダメだ。
自分の見方に合わない、伊藤くんの演技。
別に最初からきつい目で見てたわけじゃないですよ。
現れてすぐに「うわっ、変っ」と思って、ほとんど至近距離でギターケースのあちこちに描かれてるマークみたいなやつを(ちょっと惑星マークっぽい作りなのね)、指でそーっとなぞった時、思わず「ぶほっ」と音立てて笑っちゃったし(笑)
で、笑顔で「…ち」って言われた瞬間に、「”ち”かーーーー!!」と思ってまた笑ってたし。
ちが「地球防衛隊」のマークって事か?!と気付いたときに「やるな…」とかわけわからんこと思ってたし(爆死)
楽しかったのはそれぐらいで、途中から隊長には飽きたらしく、隊長が演技してると、つい冷めた目で観ていたワタクシです。
とほほ(-_-;)
まあ、それまで普通にきちんとカウント通りに進んでた筈の進行が、彼の出現によって一瞬ちょっとズレが生じるというのも、一種の才能かもしれませんが。
我慢できない人には我慢できないんですよ、ってお話って事でひとつ。
アクションもダンスも、やっぱり今ひとつだと感じちゃうのは何故なんだろうなぁ……。
(ちなみにこの点も同行友人は同意していた。見方かがある程度凝り固まってる者同士はイカンね。。。)
ラストハケ前に加藤くんポーズしてましたね。
思い出して、つい笑ってしまった。
しかし、ビスコの伊藤パッケージも劇中の菓子パッケージもよく作ったよなぁ。
そういえば、劇中であった地球防衛隊の歌。
観てる最中から「何かに似てる」とずっと思ってんたですが、何かわからなくて。
観劇後、思い出しながら歌ってる最中に気付いた。
出だしが「暴れん坊将軍」のテーマソングに似てないっすか?!(^^;;
…私だけか(爆死)
さて、順不同にキャスト別に感想あげていきます。
小野さん@AD
「すげぇな」と思ったのは、劇中のがきんちょランドのAD役での勘違い視線の作り方。
多分、半分ぐらいの場合、話を振っておきながら、ちゃんとその当人を見ていません(笑) 微妙にはずしてます。
でも客席の人は「今私を見た!」と思うんですよ、あれは。
いやー、すごいね。とか、どうでもいい事で感心していた。
42歳には見えない、若いです。
命がけで若作りしてますっておっしゃってましたが(笑)
でも本当、若いなぁ。
劇中すっごくバタバタ投げられてて、あれは痛いよね?(^^;; と思ってたんですが。(確かに若手がやるものだ。うん)
同行友人がですね、合気道をやってた人なのですよ。
「受身がうまかった。でなきゃあれやれないよー! ちゃんと受身取れないと本当に痛いんだから、しかも板の上だし」と感心してました。
電車のつり革とか、カラオケで自分が歌ってる時に店員がくるとか、確かにありますな。(爆死)
ススム父@佐藤さん
誰かに似ている。。。と思ってたら、「山○勝平に似てるんだっ!」と思い至りました…。
今まで髪が長かったから似てるとか考えた事もなかったんだけど。
ボーズ頭で高めのあの声だと、一時期坊主だった時のかっぺちゃんに似てるんです(笑)
そういえば佐藤さんて割合高めの声だったから、もう少し声高めに作るとああなるのかと。
骨格が似てるのかしらねぇとか、どうでもいい事を考えたり。
にしても、面白かったわ…。
カメダ@清水さん
相変わらずこの人の、なんともいえないタイミングで出てくる台詞はたまらん。
すごい寝汗とか(大笑)
こういう飄々とした変な役、本当にうまいよな…。
ススム母@斉藤さん
無茶好みです、この方。すっげ好き。
なんで東京なんだと思った。
近くだったら所属劇団絶対観に行ったのにー。
佐藤さんといろんな役やってて、本当に楽しかったです。
ススム@市川くん
声がよく通ってたし、演技もうまかったな。
なんでかっていうと、正直マジシャインの時は苦手だったのだ(笑)
アクションもダンスも割合こなしてたと思います。
小野さんADとのからみの時、目が泳いだのは演技ではなく本当だったのかどうなのか(大笑)
アイリン@明日ちゃん
ダンスのキレが良くてびっくりした。
だからアクションも見てるとパシっと決まってたな。
正直一番期待してなかったのだよ(-_-;)
だって、小さくできる文字は全部小さくするタイプの子だったから、つい。(稽古場日誌参照)
でも可愛くて、良かったです。
うまかったなぁ。
東榮さん&東さんはもなかなか楽しかったです。
東さんが妙に可愛く感じてしまいました……。
ラストで何故ああなるのか、ちょっと疑問っちゃあ疑問だが。
(いつ愛が芽生えたのか教えてくれっていう、ただそれだけ)
カーテンコールの一言は、「この人のナイスなところ」でした。
…間あけすぎて、もう誰が誰のナイスなところを言ってたのか忘れたよ…。
舞台上の並びは父母ススムアイリンカメダ隊長ミホチン大熊でした。
以下、覚えてるのを順不同箇条書き。
東さん→佐藤さん
自分ではおしゃれ坊主と言ってるけど、高校球児なところがナイス。
ここでハンカチ持ってれば! みたいな事で悔しがる佐藤さん。
「差し入れでハンカチくるかもね」とか誰かに言われてた。
山内さん→伊藤くん
伊藤くんのマスカラ。
しかも、ウォーターブルーフだって事に気付いたのも最近だったとご本人。
市川さんへ
ユニクロのスパッツ一丁で稽古場をうろうろしてたらしい。
ご本人がユニクロのCMこないかなーとか言ってました。
山内さんへ
19歳(かなんか??)に見えないところかなんかがナイスだと。
「見えないす」とか言えよと、清水さんが突っ込んでたので佐藤さんあたりだったのかな?
斉藤さんへ
「とりあえず大生2丁。」なところがナイス。
飲みに行くと、1杯だとすぐ飲んじゃうから最初から2杯頼むんだそうです。
□ CAST □
ススム:市川 洋介
隊長:伊藤 陽佑
アイリン:山内 明日
大熊さん:東榮 史哉
ミホチン:東 季理
ススム父:佐藤 仁志
カメダ:清水 順二
ススム母:斉藤 麻英子
作:東野 ひろあき
演出・振付:小野 真一
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